「あの頃、毎日電話をかけていたなぁ…」
社会人一年目、私は金融業界で新規開拓の仕事に没頭していました。
毎朝、膨大な数の企業リストを前に、深呼吸をして電話をかけるのが日課。
社長秘書の方とのやり取り、アポイントメントの獲得、そしてお客様との対面。
正直、最初は電話をかけることすら緊張しましたが、だんだんと慣れてくると、それが楽しくなってきます。
お客様との会話を通して、様々な業界の生の声を聞くことができ、経済の動きを肌で感じることができたからです。
特に、中小企業の社長さんとの出会いは、私にとって大きな刺激になりました。
彼らの情熱や苦労話に耳を傾け、少しでも力になりたいという気持ちで、商品の提案を行っていました。
一年間という短い期間でしたが、周囲からは「結果を出している」と評価されることも多く、自分なりにやりがいを感じていました。
しかし、仕事自体は楽しかったものの、職場の人間関係は、私にとって大きなストレスでした。
人間関係の壁
詳しいことは別の記事で書こうと思いますが、職場の人間関係は想像をはるかに超えるものでした。
先輩社員や上司からのパワハラ、無視。毎日、会社に行くのが苦痛で、何度も辞めたいと思ったものです。

転職を決意した理由
仕事自体は好きだったのに、なぜ辞めなければならなかったのか。
それは、仕事と心のバランスが取れていなかったからです。
心身ともに疲弊し、このままでは自分を見失ってしまうのではないかと感じました。
新しい一歩へ
結局、私は一年で会社を辞めることを決意しました。
新しい環境で、もう一度自分を見つめ直したいと思ったからです。
後悔はないけれど…
今となっては、あの経験があったからこそ、今の自分があると思っています。
金融業界で働いたことは、私にとって大きな財産です。
様々な人と出会い、多くのことを学びました。
もし、同じように悩んでいる人がいたら、こんなことを伝えたいです。
- 自分の気持ちを大切にすること
- 無理はしないこと
- 新しい一歩を踏み出すことを恐れないこと
まとめ
金融業界での一年間は、私にとって忘れられない経験となりました。
仕事で得たものは大きかったですが、同時に、人間関係の難しさも痛感しました。
この経験を通して、私は自分自身と向き合い、本当にやりたいことを見つけることができました。
そして、今、私は新しい道へと進んでいますが、あの頃の経験は、私にとっての原点であり、これからも忘れずにいたいと思っています。
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